2017年度 年頭所感


昨年2016年はマーケティングロボットカンパニー元年として、企業と顧客とのコミュニケーションを自動化・効率化するための基盤を揺るぎないものとするため、マーケティングプラットフォーム事業に経営資源を集中してまいりました。

この結果、下半期にかけて成長は加速し、売上高は過去最高を更新することができました。

営業利益は前年から減益となりましたが、これは連結従業員数が71名から98名(27名増)となるなど、成長基盤となる人材獲得に積極的に投資を行ってきた結果であり、今後の成長に寄与するものと考えております。

また、年末の株主総会においてグローバル上場企業におけるマネジメント経験豊富な社外取締役3名を新たに迎えるなど、コーポレートガバナンスの強化にも努めてまいりました。

一方、市場に目を転じると足下では政府主導で働き方改革が進むなど、少子高齢化社会における企業の責任として「効率化」が求められる動きが鮮明になってきております。

この機を逃さず、2017年をマーケティングロボット進化のための一年と位置づけ、センサー系・知能系・駆動系、ロボットの三要素を兼ね備えた真のマーケティングロボット構築を目指してまいります。

センサー系領域においては昨年リリースしたオーディエンスエビスにより大きな基盤を形成しており、この基盤へのビッグデータ連携を加速させるとともに、今後はAIや各種サービスとの連携・提携など、知能系・駆動系領域の開拓に力を入れてまいります。

また、営業面においては、東京支社オフィスを移転するとともに人材への投資も拡充し、既存顧客へのサポート強化と新規顧客開拓に努めてまいります。

これら経営方針の下、本年は「輝け個人 奏でろ『Impact On The World』」をスローガンに掲げ、社員一丸となって企業理念の体現に取り組んでまいります。

本年もどうぞよろしくお願いします。

代表取締役社長 岩田進